犬への正しい眼薬の仕方|お家の子に目薬はさせますか?

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犬への正しい眼薬の仕方


「ペットの目が痛そう」「白目が充血している」「涙が多い」など、眼に関するトラブルは非常に多いです。
もちろん健康な犬も眼に怪我をすることはありますし、シャンプーが眼に入り結膜炎を起こすことがあります。

今回は、日常的によく見る眼のトラブルで処方される目薬のさし方について解説していきます。

■目次
1.目薬を処方されたら
2.目薬のさし方
3.嫌がる時の対処法
4.どうしても無理な場合
5.まとめ

目薬を処方されたら

目薬を処方されたら、確認すべきことが何点かあります。
まず、どういった種類の目薬なのかを確認します。
その目薬が何に効果がるのかをしっかり把握しておく必要があります。
次に、1日に何度目薬をさすのかを確認しましょう。
目薬はその種類により、点眼の回数が異なります。
1日1回や2回、頻回の場合もあるので、さし忘れや多くさすことのないように注意してください。
また、目薬の種類によっては遮光袋での保存が必要な場合もあります。
目薬に遮光袋がついている場合は必ず袋に入れて保存しましょう。

目薬のさし方


目薬は犬にとって未知の物です。
急に飼い主様に取り押さえられ眼の前に目薬がくると、犬は驚いてしまうでしょう。

1.犬がリラックスできる環境を用意してあげましょう。

飼い主様の膝の上でもいいですし、お気に入りのベッドの上もいいかもしれません。
飼い主様がソワソワしたり、緊張していると犬はそれを敏感に感じとります。
普段通りを心がけてください。

2.好きなおやつを使って飼い主様の手で犬の顔を上げる練習や、上の瞼を引き上げる練習をしてみましょう。

右利きの人は右で目薬をさしますので、左の手で犬の顔を支え上を向かせます。
目薬は親指、人差し指、中指で持つため、右手の小指で瞼を引き上げられると良いでしょう。
上手にできた場合はしっかりと褒めてあげてください。

3.いよいよ目薬をさします。

飼い主様の位置は犬の後ろが良いでしょう。
真正面からだと驚いてしまうため、犬の背後から目薬を持っていき、犬から見えづらいようにさします。
その際に優しく撫でたり、声をかけながら目薬をさします。
素早くできる場合は、犬の活動範囲を狭めることができるため、高い机などに乗せて処置をすることも一つですが、落下には十分気をつけてください。

嫌がる時の対処法

嫌がる時はどのタイミングで嫌がるのかを見極めましょう。

そもそも顔を触られることが嫌いな犬もいます。
その場合は無理に目薬をさしても、どんどん嫌がられてしまいます。
最後には飼い主様を噛んでしまうかもしれません。

お顔に触れる練習、お顔を上げる練習は普段のスキンシップとして、実施しておくと良いでしょう。

目薬を嫌がる場合は目薬が冷たくないかを確認してください。
中には冷蔵保存する目薬もあります。
冷たすぎると、多くの子はびっくりしてしまいますので注意が必要です。

眼の表面に傷がある場合や、目薬によっては滲みることがありますので、苦手な子もいます。
大好きなおやつやドッグフードで気を紛らわせながら行えると良いでしょう。

どうしても無理な場合

あらゆる対策をしてもどうしても目薬をさすことができない場合もあります。
犬の必死の抵抗により、怪我しないようにご注意ください。
目薬が困難である場合は、飲み薬が可能な場合もあるので、獣医師と相談してみましょう。
実施している目薬の効果が飲み薬では期待できない場合は、目薬を病院でさしてもらいましょう。
朝晩のお散歩中に立ち寄れば1日2回の目薬を行うことができます。
目薬が頻回必要な場合や、病院が近所ではない場合は目薬をさすために入院することもできるのでご相談ください。

まとめ

眼の病気は側から見ても痛々しく、一刻も早く治してあげたくなります。
その治療の多くは目薬ですが、大半の飼い主様はペットたちに日常生活で目薬をさしたことはありません。
最初は必ず動物病院で先生や看護師さんにお手本を見せてもらいましょう。

病気になった時は痛みにより目が開けづらい状態を無理に開け、目薬をさす必要があるかもしれません。
そうなると普段の正常な状態よりも目薬をさすことは難しくなります。
小さいうちからお顔周りを触る練習をし、いざという時に備えていきましょう。

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